新米ボスのＯＮとＯＦＦ！

病室のベッドに腰掛け、沈んだ表情の女性。体のこと、病のこと、家庭のこと、子供の事。様々な想いが頭をよぎりながらも、現実を受け止めきれずに、ただただ腰掛けている様子。

その母を見舞おうとする少年は、下校途中だろうかランドセルを背負っている。花屋の店先で数百円の値札がついて並ぶ花と、手のひらに握り締められた数十円の自分のお小遣いをじっと見比べながらたたずむ少年。

悔しい
悲しい
花ってそんなに高かったんだ
知らなかった
どうしよう
困った
でもお見舞いしたい
お母さんの喜ぶ顔を見たい
考えるんだ
考えるんだ
考えるんだ

少年は公園のベンチで画用紙に向かう。
一生懸命に向かう。










病室に着いた少年がお母さんに渡した1枚の画用紙。
そこには真っ赤な花びらの大きな花が描かれていた。
少年はお母さんに花を渡す事が出来たのだ。

本当の花を渡したかった気持ち。
自分が描いた絵でお母さんは喜んでくれるかなぁと不安な気持ち。
お母さんが喜ぶ顔を見る事が出来た瞬間に、そんな気持ちのすべてがぶっとぶ。

病室を出てこれから一人で家へ帰る少年。
そこで見送る事しか出来ない母親。
映像はここで終わる。



今日初めて見た製薬会社のCM映像。
たった30秒の物語に簡単に涙するようになっちゃった最近のワタシ。
お母さんって子供にとってそんな存在なんだね。
おいらにはかなわねぇ・・・。

親、兄弟、親族同士に起こる凄惨な事件に胸を痛めることが多い昨今。
こんな物語をもっともっと自然に受け止められるようになりたいね。




新米ボスのＯＮとＯＦＦ！
　思い出しながら投稿記事を打っていても目頭が熱くなる新米ボス　
　歳とともに涙腺の蛇口はどんどん開く！開く！
　by　Kageyama　＠　あんしんビジネスサポート株式会社　＠　富士市